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「はぁ…はぁ…」
「綺麗だぞ柊。ほら見ろお前の姿に欲情する猿共を」
拘束を解かれ起き上がらされれば床がドロドロになっていて、皆俺の出産を見ながらイったのだろう。スタッフのような人達が来て子供を連れて行ってしまい、俺は俺を見せびらかすように自慢げな将臣を見上げた。
「まさ…おみ…」
「この後また仕込んでやるから心配しなくていい。お前は私の子を産んでいればいいんだ」
頑張ったなって頭撫でてくれるとか…産んでくれてありがとうとか…そんな言葉を期待した俺は見事に裏切られ、俺はまた涙が零れ落ちた。俺が他の男と寝たから?だからこんな事するのかよ…
「なんならここで公開セックスでもしてやらうか?」
「な、なぁ…金返すから番解消してくれないか」
俺の言葉に将臣はこちらを見て目を細め、楽しそうに口を開く。
「返してどうするつもりだ」
「帰る。タダ酒とか良かったけどやっぱりあんたの生活は俺には合わない。今まで良くしてもらってそれは感謝してるけど…」
「フッ。帰る場所などありはしないのに」
俺はその言葉の意味を問いただそうとしたが、胸元から出した小瓶の液を噴霧されクラクラとしてまた睡魔に襲われ眠りに落ちてしまう。こんな所で…寝るわけ…には…
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