甘く蕩けるような愛で

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「な、に?何が起きた…?」 「ん?俺の父さんがあいつの父さんの弱み握ってるってだけだよ」 「何者なんだよあんた…」 「蘇芳グループの次男坊って所かな」 そう言って俺に向き直る。蘇芳グループっていったら将臣の会社よりもスゴイ会社で海外にも手広く事業広げてるっていう…あの…? 「改めまして俺は蘇芳貴也(すおう たかや)。で、蘇芳何さんかな」 そう言って頬に触れられ、俺は緊張や胸の苦しみがほぐれてゆきその言葉の意味を理解した。 「い、良いのか?俺あいつの子供三人産まされて…それで…産んでる所も大勢に見られて…」 「俺の問いに答えてよ」 「蘇芳…柊…」 ぶわっとαのフェロモンが放たれ、俺はゾクゾクとしてトロ顔で貴也を見つめる。腹の奥がドクンドクンと脈打ち、種付けされたくてたまらない。 「その前に、ね」 俺の服を探られ、小型のGPSを内ポケットの中から取り出して壊していた。だから俺がここに居るのもわかったのか… 「ね、俺我慢できないんだけど」 「大胆だな…嫌いじゃないけど」 ズボンの上から貴也の淫茎を撫でていたが、抱き上げられてBARの奥へと連れていかれた。シャワールームとは違う部屋に連れていかれ、一人用のベッドに押し倒され覆いかぶさってきて服を脱がされてゆく。 「なるほど…これは独占したいな」 「あ、あんま見んな…」 いつも下半身は見せていたが上半身を晒したのはこれが初めてで、目を細めて見つめられ女々しく手で胸を隠した。
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