ぷろろーぐ
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ぷろろーぐ
意識が覚醒するが、目は開かない。 ただ耳だけが機能しているようだった、ひたすら音だけ捉えている。 そこら中を飛び回る羽音、耳障りな音がひたすら入ってくる。 そんな中、誰かが何かを喋ったらしい。 僕はその言葉をはっきりと聞き留めた。 「今度の魔王も魔力なしの無能か」と。 しばらくしたら目を開けられそうな雰囲気に包まれ開く、そこには大勢の人ならざる者が僕のことを見つめていた。
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