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僕の名前は遥朋、前世の記憶を持つ魔王になった勇者になったらしい。
前世、僕は死んだのかすら分からないから前世という言い方も正しいのか分からない。
兎に角、僕は地球の日本・東京都内に住むパッとしない普通の大学生だった。
長期休暇、家でグダーっとゲームを徹夜してやっていたのが最後の記憶。
目覚めたら、あの赤い世界だった。
僕は死んだんだろうか?
それとも、何か不思議な力が呼応してルシファに転生したのか?
でも転生ってことはやっぱり死んだからなるわけだし、ってことは僕は死んだんだろうか?
いまいち僕は地球にいたころの最後をよく覚えていないでいた。
まぁ地球にいたときまるで生きた心地していなかったからこっちに来れて良かったのかもしれない。
大学生なのに、酷いいじめを受けていた。
だから現実逃避も兼ねて、長期休暇入ってからはド頭からゲームに没頭。
徹夜三昧だった・・・
あ、もしかして僕過労死!?
ゲームで過労死って普通は笑い話にもならないけど、僕はそれより生きていた方がつらかったし、今は何故か第二の生を受けてるから笑い話にはなるのかな?
はぁ、嫌なことを思い出した。
?「おい、聞いているのか?」
・・・。
僕の過去を一生懸命掘り返していたせいで今何が起きていたのか分からないでいた。
そうだ、魔力が無いとかって話で勇者として魔力を蓄えよって言われたんだっけ?
先代のルシファさんに。
・・・えっと先代のルシファって何だ?
「あ、はい。えっと、何が?」
もう過去は良いや、今に集中しよう!
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