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「ありがとうゼウス! さすがゼウス! ゼウスは最高だ!」
「ところで…… 女は造らないのか? 皆、股にぶーらぶーらしていて絵面が悪いぞ」
「自分の姿に似せて造ったもので…… 女の形状がよくわからなくて」
「女の体の仕組みなら隅から隅までよく知っておるぞ。指導してやろうか」
「いや…… 造るのはやめておこうかと。嫌な予感がしまして」
「流石は予め考えるもの。先見の明があるな。お前一人で造るのも手間がかかるだろう。うちの息子にも造らせようかと思うのだが」
「ああ、ヘパイストスですか。彼なら私が造る人より凄いものが出来るかも知れませんね」
「いつか、造り方を教えてやってくれ」
「オリュンポスにお見えになるので? 私、兄の手前上オリュンポスにはちょっと……」
「心配はいらん。あいつの工房はレムノス島の地下にあると聞いている」
「ああ、兄が知っていると思うので…… 後は自分で行きます」
「ん? お前の兄達はヘパイストスに何の用があると言うのだ?」
「武器をよく作ってもらってるらしいです。ティターン神族は皆ヘパイストスブランドの武器持ってますよ」
「穏やかではないな」
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