足跡

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足跡

ある時、とある場所で、 考古学者が化石を探していた。 「やや、これは何だろう」 そう、それはとても大きな大きな 人間の足跡だった。 足跡は、かかとからつま先まで 1.5mもあった。 考古学者が仲間を集めて議論をした。 考古学者: 大発見だ、こんな大きな人間の 足跡は見た事も無い。 哲学者:こんな足跡を見つけた我々は 何を命題とすればよいのか。 神父:これは何かの間違いだ。 こんなことは神がお許しにならない。 すると現地の人間が笑って、 「旦那がた、それは私のいたずらでさ。 ほら、手を握って小指側を地面に押し付けて 後は手の指でチョンチョンチョンと 足の指を作ったのでさ」 そう言って、手で足跡を作った。 了
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