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「あぁ〜〜あの時助けたら良かったかな〜?」
ノーナがモヤモヤしまくる。
「ノーナちゃんどうしたの?」
優美が話しかけてくる。
「スクエちゃんの事なんだけどね…」
ノーナは優美に話す。
「スクエちゃんはとっても優しくて優美も大好きだよ、でも何故目の敵にされるんだろうね?」
「それでそれで、ノーナも助けたかったけど逃げてきたんだ、ノーナ良い子になろうってきめてるのに…」
「しょうがないよ逃げて正解だよ諌めただけでも大したもんだよ」
ひたすら落ち込むノーナを優美は慰める。
「決めたノーナスクエちゃんを助けるそしてそしてあの教師をぎゃふんと言わせる!」
「えぇ!?駄目だよ自分は大事にしなきゃ!」
ノーナが急な事を言い出すものだから優美が止める。
「しかししかしメイド隊員がこんな理不尽に黙っていたら駄目だもん、チイチイママも「助けに行かんかい!」てきっと怒るよ」
そして優美の中で劇場が作られる。
「でもでも、無茶しないでノーナちゃんに何かあったら…」
綺麗な服を着た優美が騎士を扮したノーナを諌める。
「大丈夫さ優美、ノーナはきっとスクエちゃんを助け出してみせる!」
ハンサムスマイルで言うノーナ。
「ハイヤッ!」
そしてノーナは白馬を走らせてスクエを救いに行く。
(あぁノーナちゃん旅立つその身に幸あれ…)
優美はただ、去っていくノーナの背を目で追う事しか出来なかった。
ノーナがスクエの事が気になり走っていると「バシンッ!」と竹刀で叩く音が聞こえてきた。
(剣道?いや違う!)とノーナは察する。
そして次の声でその意味が決定するのだ。
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