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「ビッグバン!!」
スクエは究極の異能を放ち教師を黒焦げにした。
そんな時そんな時、複数の教師が何事かとやって来た所だった。
「みんなみんな!その教師は散々悪い事してたの!真面目で良い子のスクエちゃんを散々いじめてねそれからそれから!」
好機に捉えたノーナは教師の乱暴狼藉を、覗きにきた教師に必死で弁明する。
しかししかし教師達から出たのは予想外の反応だった。
「なんて生徒だ!今まで良い子だと思っていたのに!今まで猫を被っていたのか!」
「なんて恐ろしい!優等生の本性はなんて恐ろしいのでしょう!」
「退学だ!スクエは退学だ!!」
教師は優等生だと信じてたスクエに幻滅を覚えて罵倒しまくる。
スクエは抵抗する様子も見せずただやり遂げたみたいに茫然自失としていた。
「なんで…なんで真面目なスクエちゃんがこんなに責められなきゃいけないの…?」
ノーナは只々悲しくなった。
ーーーそしてそして。
「お見送りありがとう…」
スクエは他方行きの馬車に乗る。
ノーナは悲しげな目でスクエを見た。
「何もスクエちゃんが転校する事ないのに…」
ノーナは泣く。
「でもでも、これが現実なの。やんちゃな人がちょっとでも良い事をしたら評価されるけど私のような真面目な子がちょっとヘマをしたらこのようになるものなのよ……」
スクエは全てを悟ったように言う。
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