真面目なのは駄目な事?

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そんな所スクエより一回り大きな男性がヌッと現れた。 「それは違うんじゃないかな?」 「お父さん…」 スクエは男性を見上げた。 優しそうな男性だとノーナは思った。 「君は僕の自慢の娘だ。君はグレなかった。どんな時もひたむきで、どんな時も一生懸命だ。ただ、自分に人一倍厳しすぎたんだ」 「お父さん……」 スクエは優しい言葉に感極まりどっと泣いた。 「良いなぁスクエちゃんには家族がいて……ノーナにはいないから……」 ノーナは愛のあるスクエの家庭に安心感を覚えるも若干しゅんとなる。 「ノーナちゃん……」とスクエ。 「羨ましいけど大丈夫だよ!ノーナにはチイチイママやシュカシュカ先輩がいるから!」 ノーナは憂鬱な気持ちは見せまいとニコッと笑った。 「ノーナちゃん、私達はカスタード王国にいる。だからだから、いつでも遊びにおいで」とスクエの父親が言った。 「はいお元気で!」 ノーナは元気に手を振った。 「ノーナちゃん!私はノーナちゃんのお友達になれて良かった!」 スクエも手を振り返す。 彼女の目からは涙が。 二人は互いが見えなくなるまで一生懸命手を振りまくった。
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