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そしてそしてカマンが紙を広げる。
それには職業の案内が色々載ってあった。
「その中からご希望のお仕事はありますか?」
「探してみますねえーとえーと…」
ストレイは仕事を一生懸命探す。
場所は選ばなければ結構ある。
しかししかし自分についていけるか。
パワハラをそこで受けないかが非常に重要になる。
仕事に就けてもついていけなかったり、心身を壊してしまったら元も子もない。
どんなに待遇が良くても、給料が良かったとしてもだ。
ーーー
「んもうノーナちゃんのおかげで赤っ恥かいたじゃないですかぁ」
「ごめんなさいシュカシュカ先輩」
ノーナはシュカシュカにテヘペロする。
シュカシュカ達は今、スイーツ城の草抜きを頑張っている。
その時は結構な時間になり日が暮れかけていた。
「さてと戻りますか…あっ!」
そこで見たノーナは。ストレイさんがスイーツ城から出た所だった。
「いってらっしゃいませ」
2人はそう言ってペコリとお辞儀する。
最低限のメイドの挨拶だがストレイはストレイなりに「洗練されてるなあ」と思った。
「どうかしましたか?」と聞く。
「いや、仕事している人って子供でも大分違うなあと思ってね」
ストレイははにかみながら言う。
「ノーナは立派に見えました?」
「これシュカシュカ!」
ノーナが目を輝かせながら聞くとシュカシュカはノーナを叱る。
「そりゃもう立派だよ。おじさんも仕事してたらお嬢ちゃん達みたいになれるかなって思ったくらいだよ♪」
ストレイは言った。
「いえいえおじさんも素敵ですよ。先ずはお仕事を探そうと言う姿勢が立派です」
とシュカシュカ。
「えへへそうかな?おかげで仕事は決まったけど問題はついていけるかだよね?頑張らなきゃね!」
ストレイは気合いを入れた。
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