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仕事は正直に言うと面白くない。
下手すると怒鳴られるし。
癒しはメシか休み時間に携帯弄る瞬間くらい。
帰りにはどっと疲れて帰路に着く。
そこに待ってたのは親の愚痴やストレイに対しての不平不満。
「本当に情けない、隣の貴方の同級生は結婚もして子供もいるのよ!」
(うるせえババアだな…)
ストレイの中には恨みつらみが募るばかり。
(久しぶりにスイーツ城に行ってみようかな?)
ストレイを癒してくれるのはあの2人しかいないと思い暇を見つけてスイーツ城まで足を運んだ。
「こちらへどうぞ」
「ありがとうございます」
琴奈んが憩いの場へと案内してくれ、ストレイは(広いなあ)と思いながら辺りを見渡した。
「あいつはあの時の男じゃない?なんでまた来たの?」
「さてなんででしょうね?」
カマンとのぞのぞが囁きあう。
「ここはキャバクラじゃないってのにのぞのぞあの男追い払ってよ!」
「これ客人ですよ客人は丁重に扱わないと!」
のぞのぞがカマンを諌める。
ストレイは若干イライラしていた。
(ノーシュカちゃんに癒してもらいに来たのに来ないなぁ…)と。
「どうかされましたか?」
とそこでのぞのぞがストレイに声をかける。
流石に気になったので声をかけずにはいられなくなったのだ。
「仕事も辛くて母親も無反応でストレスが募るばかりで……だからだからスイーツ城に和みに来たのですが……」
とストレイは愚痴をこぼした。
「はぁ…しかしここはキャバクラじゃ無いですのでそれなら他所を当たってくれますか?」
とのぞのぞ。
「良いからノーシュカを連れて来てください!」
ストレイは今の言葉でカチンと来てしまい思わず声を荒げた。
「か、かしこまりました!」
とのぞのぞは慌てて2人を呼ぶ。
「怪しい男だな…とりあえず目を離さないように見張っておかなきゃな…」
「そうでしょうそうでしょうチーフ!」
カマンとトーマはとりあえずストレイを見張っておく事にした。
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