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シュカシュカは今日も来ていない。
(流石に心配だな。お見舞いにでも行こうかな?確かそう言う時は誰かに付き添ってもらわないと駄目だったね)
とノーナは行動に移す事にした。
過去、1人で行こうとした事があり今度は誰かに付き添ってもらえとそう言われたから。
「誰が良いのかな?チイチイママに頼んでみるか…」
ノーナの場合、シュカシュカ以外に特に仲の良い人はいなかったのでチイチイに相談する事にする。
チイチイはママと言う立場上上の立場にいる。
相談は目上にする方が良いとのスイーツ城の方針にもある。
「シュカシュカの見舞いに行きたいんか?」
「はい…シュカシュカ先輩は1週間ずっと顔を見せていませんし、あの時の事をずっと尾を引いてるのかなって…」
ノーナは途切れ途切れになりながらもチイチイに意思を述べる。
「シュカシュカがずっと尾を引いとるんはウチにも連絡は来とるからわかっとることや。要はあんさん、シュカシュカの見舞いに行きたいんやな?」
「はい、でもノーナにはシュカシュカ先輩の他に仲の良い人はいません。でもでもシュカシュカ先輩の事は放っておけませんし…」
「わかった。せなら明日香と一緒に行き、明日香は頼もしいで。ウチも一目置いてるからな!」
ノーナの顔は明るくなる。
「ありがとうございますチイチイママ!」
「後で明日香にも礼を言うんやで!」
チイチイは後からこう付け加えた。
それからそれからーーー
「ノーナちゃんね、そう言えば私とノーナちゃんは余り話してなかったね。一緒に行こっ!」
と明日香が直接やって来る。
「ありがとうございます明日香先輩!」
こう挨拶を交わしたノーナは思った明日香先輩とだいぶ違って見えた。
(明日香先輩って意外と親しみやすい人なのかも知れない?)と。
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