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そして飛び跳ねた少女、ノーナに歩み寄っていった。
「今撮ったのはお嬢ちゃんかあぁん?」
「ち…違います違います違います……」
ノーナは顔を真っ青にして否定しまくる。
「しかししかし、てめえはドS変態野郎に受けそうな顔をしているな?しかもロリロリと来やがる。お前を売ればドS変態野郎のペットとしては高い金額で売れそうだぜ♪」
不良はノーナに手を伸ばした。
(嫌だ嫌だ!ノーナはせっかくスイーツ王国の生活に慣れそうなのに。こんな所でこんな変態な人達に捕まってシャンティ王国みたいな酷い所に行かされるの?シュカシュカお姉様助けて!!)
ノーナは手首をガシッと掴まれる。
「は、離して!」
「静かにしねえかおらっ!」
バキンッ!ノーナは打たれる。
打たれると弱いノーナは抵抗したら殴られると思って男達の為すがままになった。
「クックック良いもん拾ったぜコイツは本当にドS変態野郎にウケそうな幼女だぜ」
「うんと可愛がってもらうんだな。そしてそして俺達は豪遊生活よ♪」
ノーナが項垂れて連れて行かれそうな所「おい」と後ろから謎の男が声をかける。
「あん?まだいじめられ足りないのか?」
振り向く不良達。
そう、あのいじめられていた少年が起き上がって浪速の闘志を秘めて立ち上がったのだ。
「か弱い女の子をよくも殴ったな?この山本チイチイ弟はこの目で見たでぇ?」
いじめられていたが立ち上がり不良達にこうやって向かう少年こそチイチイ弟だった。
(お兄ちゃんさっきいじめられてたのにこの人達に勝てるの!?でもでも、ノーナも危ないしここは助けを求めよう)とノーナは叫んだ。
「お兄ちゃん!助けて助けて!」
「このガキ静かにしねえか!」
不良がノーナをまた殴る。
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