ノーナとチイチイ弟

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「2度もぶった!もう浪速男の意地にかけて容赦せえへんでえぇ!!」 「やれるもんならやってみろおおぉ!!」 チイチイ弟と不良達が激突。 ノーナは放り出される。 「痛い!」 ノーナは地上に打ち付けられ頭を抑えた。 「ノーナのスマホスマホ…」 ノーナは喧嘩と言う貴重な場面なのでせっかくだから写メを撮ろうとしたところスマホがなかった。 「あっ!」 ノーナは自分のスマホを発見するがそれは喧嘩現場のバトルフィールド内にあった。 (ああぁ……あんな所にあったら取りに行けないよおぉ…) ノーナはそのまま途方に暮れた。 どうも自分の記憶に刻むしか無いようだ。 そしてそして当のチイチイ弟はさっきまでいじめられていたのが嘘と言うくらい善戦していた。 「浪速パンチ!」 「こ、こいつ生意気だぞいじめられっ子の癖に!」 不良達が捕えようとするもチイチイ弟は闘気をの炎を放出させる。 「熱っ!こ、コイツ体から闘気を!」 「今のワイに触ったら火傷するでえぇ!」 チイチイ弟は跳躍する。 「チイチイ弟の炎髄蹴(えんずいぎ)り!!」 チイチイ弟は闘気の炎で蹴りを放って不良達をノックアウトさせた。 着地したチイチイ弟はスマホを拾う。 ノーナはただ呆然とチイチイ弟の活躍を見ているだけだった。 そしてそしてそんなノーナにスマホを手渡そうとする。 「これ、お嬢ちゃんのやろ?」 「あ……ありがとう……」 スマホを受け取るノーナ。 (お兄ちゃんかっこいい…) チイチイ弟を見てノーナは思った。
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