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「そっか現実は甘くないのか…」
ノーナは首を垂れる。
「そんな事よりお嬢ちゃんも怪我しとるやん、スイーツ城で手当てしてもらうで」
チイチイ弟はノーナをスイーツ城に連れていく。
外では琴奈んが庭の掃除をしていた。
「あらまあチイチイ弟さんまたいじめられてたんですか…てあらノーナちゃんも」
「ち、違うよノーナちゃんがいじめられてたのをワイが助けたんよ」
するとノーナは否定した。
「嘘だよこのお兄ちゃんはいじめられてたんだよ!ノーナはこの目で見たもん!」
「ノーナ!しーーーっしーーーっ!!」
チイチイ弟は横から黙れ合図をする。
「あらあらわかっていますよではではスイーツ城にお招きしますね」
琴奈んはカードキーを使って出入りが出来るようにした。
「ではお入りください」
「おおきに琴奈ちゃん」
そして中に入る二人。
「頼むでノーナちゃん、たまには男を立ててや」
「男を立てるって何?」
少女のノーナには男を立てると言われてもよくわからなかった。
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