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そしてカースマルツから悪い影響を受けたり大人に振り回されてノーナは12歳になる。
ノーナは首を吊ろうとしていた。
(結局お姉様はノーナを認めてくれなかったしこの世界が酷い国だって事がよくわかった。ノーナは失敗作だったんだ)
そして天に召されようとしたノーナ。
(駄目ーーーーっ!!)
そんな時天使がノーナに訴えてきた。
それはそれは長めのブロンド髪を後ろにお団子に括りメイド服を着ていて、絹のような張りのあるお肌にクリクリとした目の可愛らしい天使だった。
「貴女は……誰?」
『シュカシュカですぅ!ノーナちゃんは知らないけど別時間軸ではシュカシュカはノーナちゃんのお姉様なんですぅだからだからシュカシュカがノーナちゃんを助けるですぅ!』
ノーナの身代わりになったのはシュカシュカ。
景色が変わりふと気がつくとノーナは墓石の前に立っていた。
墓石に刻まれた名前はシュカシュカ。
シュカシュカはノーナを救い、身代わりになって死んだのだ。
「カースマルツじゃなくてシュカシュカがお姉様だと良かった………」
ノーナは咽び泣いた。
そして成長したノーナはシュカシュカを自殺する未来から救う為に奔走した。
その甲斐もあってかシュカシュカもノーナも、自殺しない未来を作るのに成功した。
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