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ノーナと優美が一緒に帰路を歩いている。
「ノーナちゃん、大人になるに連れて友達って出来にくくなるよ。だからだから、今のうちに人と仲良くするのは大事な事なんだよ」
「そんなものなの?」
話しているのは人生相談のような内容。
そんな時の事、街の近くを流れる滝を見つけるノーナ達。
「あぁ嫌な思い出もこの滝さんが洗い流してくれたら良いのに…」
お前達、一体何歳なのだ?
だがそんなナレーションの声は置いといてもっと衝撃的な出来事をノーナ達は目にしてしまう。
なんと少年が滝に打たれて修行していたのだ。
「茨根気君だ…」
「飽きずによくやるね修行」
優美とノーナは滝に打たれている根気を眺める。
「根気君風邪引くよ上がっておいで」
「まだだ、僕はまだ上がれない!目標の時間になるまでは!」
滝に打たれ震えているも根気は念仏を上げまくる。
「行こうよ優美ちゃん時間の無駄」
「うーん、根気君またね!」
ノーナ達は再び歩いた。
そしてそしてーーー
「そろそろ上がるか…」
根気は上がる。そしていちにいちにと寒風摩擦がてら体を拭いたのち帰路につく。
その際とてつもなく重い石のランドセルを背負い歩く。
人々はそんな根気の姿を見て驚いていた。
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