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トースターにピザトースト3枚をセットし、いつも通りの時間で焼いたがまだ生っぽく、焼きが足りなかったようだ。
水分量が多いからかな?
様子を見ながら数分焼き時間を延ばす。
リンゴを剥き、息子には牛乳、牛乳が苦手な娘にはヨーグルトドリンクを準備する。
「お待たせ、朝ご飯できたよー!」
洗面所で入念に髪をセットしている娘と、まだ布団の中で夢見心地の息子に声をかける。
「あ、今日はピザトースト?美味しそう」
娘の嬉しそうな顔を見れて、私は心の中でガッツポーズをする。
だけど明日は和風ピザトーストだよーと言いたいのをぐっと我慢した。
だって、明日の分は明日のお楽しみにしておきたいから。
私は上機嫌で冷めきったコーヒーを一気飲みする。
「―――で、お母さん。私のお弁当は?」
いつもテーブルの上に用意しているお弁当が無い事に気がつく娘。
そうだった!
朝食を作ることに夢中で、お米だけ炊いてすっかり忘れていた……。
とりあえずご飯を冷ますが、おかずを作る時間余裕はない。
冷凍庫に残っているウィンナーを再びボイルして……。
……明日の朝使う予定だったパウチのきんぴらごぼうは、お弁当用に決定した。
(おしまい。今日も1日元気に頑張りましょう!)
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