祓い屋少女

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祓い屋少女

*――**――**――* 「神様、そこにいるの」 何もないところに向かって、少女は聞いた。 祖母が毎日、何もないところに餅を置いていたから。 少女は祖母を真似て、その日から毎日お餅をアレンジしてそこに置いた。 神様も毎日同じものを食べていたら飽きてしまうと思ったから。 クリームチーズを乗せてパイのようにしてみたり、とろけるチーズを乗せてみたり、バターとシナモンを利用してみたりした。 そして毎日手を合わせてお願いをした。 将来おばあちゃんみたいに、 沢山の人を助ける人間になれますように――と。 *――**――**――*
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