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 *これから先性的な表現を含みます。苦手な方は注意してください。  どのくらい寝てたのだろう。窓ガラスに何かが打ち付ける音がして目が覚めた。 「はるか……起きてくれないか? はるか……開けてくれないか」 「え? 司? どうしたんだ? こんな夜中に」  俺は慌てて窓を開けると、ずぶ濡れの司が部屋の中に入ってきた。 「おいっ。大丈夫か? しっかりしろ!」 「ああ、はるかだ。会いたかった。はるか……はるか」  司に抱きつかれて俺はたじろいた。寝ぼけて窓を開けたが、よくよく考えればここは二階だ。手すりもなければ電柱もないのに。どうやってここまで登ってきたんだ?  震える身体をタオルでさすりながら顔をあげさせると真っ青だった。手足も冷たく尋常じゃない。 「何があったんだ? どうしてこんなに濡れてるんだ? 晴れていたのに」 『お前の願いを聞き届けたからじゃよ 。雨雲を拡散して戻ってきた。さあ霊力がきれかかっておる。お前の精気をあたえてやってくれぬか』 「え? 精気って? どうや……んんっ」  尋ねるよりも早く司がはるかの唇に襲い掛かった。ちゅぱっと吸い付かれたと思った途端、強引に舌をねじ込ませてきた。戸惑っていると舌を絡められ角度を変えて吸われる。  へ? へ? なに? 何が起こってる? 俺キスしてるの? うそっ。司ってめっちゃキスが上手いじゃんか! 俺なんか初めてなのに! 「はるかっ……はるかっ……ぁあ、はるか」  忙しなく動く手がはるかの下半身をまさぐる。 「なっ? 司? なに? ぁっぁっ」  着ていたはずのシャツはめくれあがり、半ズボンは足首にひっかかっていた。  抵抗しようと思えばできるかも知れない。だけど司があまりにも必死で。切なそうな顔を見ていると拒めなくなっていた。それにいつもの司じゃないことはわかっていた。 「はっ……だめだ。無理にしたく……『したくて堪らないじゃろ?』くそっ」  司の手が俺の股間を握りしめる。その目は金色に輝いていた。見覚えがある。そうだこれは……。 「こんこん様?」  すると金色の目が弓なりにニィっと笑った。同時にぱくりっと口の中に咥え込まれた。 「んぁっ。そんな……舐めるなんて……ぁっ」  なんて気持ちいいんだ。今まで右手が友達だったのに。先端に舌を押し付けるようにして吸われると腰が浮きそうになる。思わず司の頭を掴みそうになり茶色の耳が生えているのに気づく。片手でシュッシュッと扱きながら先端を舌で円を描くように舐められこすられると堪えきれずに射精してしまった。  ごくりと飲み込む音を聞いて慌てた。
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