呪われた受付嬢・構想裏話

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呪われた受付嬢・構想裏話

なんだか物凄く読んでいただいて毎日通知を見るたびに小躍りしていた、思い出深い作品。まだ書いてそれほど月日はたっていないけどね。 とにかく「私は創作頑張れるのでは!?」と思わせてくれた作品。 本当にありがとうございます。 ■着想はどこから? この作品の前に書いた「推しコス」シリーズの2作目。書く書く詐欺によりまだ完結編に着手していない(というか、話は変えずに本当は書き直したい)ですが、この作品は過激表現指定してません。 書いているときにR話はスター特典として入れようと思っていたので、本編を書きつつそのシーンについては後回しとなってました。 するとどうでしょう。 えちちなお話はよ書きてぇええええ!! というフラストレーションがたまってたまってムラムラと… それが爆発してできた作品、それが「呪われた受付嬢~」でした。 不純~~~っ! 大前提に、「絶対にえちちしなければ出られない部屋」のような設定があるわけです。 先に「こんなシチュ書きたい」があり、そこから広がりました。 この場合のシチュは「呪いを解くには…」ですね。 完成したシーンはプロットとはやや違う運びになりましたが、私は満足です(笑) ■名前 私名付けにめっちゃ時間かかって、そこで力尽きてしまうタイプだったのですが… キャラの名前に意味を持たせようとすると、悩んで悩んで迷走してしまうんですね。 なので特別に意味を持たせる必要がなければそこまで深く設定しないルールを決めました。 最低限「ドイツ風」とか「フランス風」という風に国を決めたら、あとはAIに「ドイツ人男性の名前10個」といったように羅列してもらい、響きが気に入ったものをチョイス。 さらにその名の由来があればそれも調べ、特に問題なければそのまま使う…といった感じにしたら爆発的に進むようなりました。 「呪われた受付嬢~」は北欧風な名前にしてあり、国土もそんな立地をイメージしています。ただ、アストリッドとヴァレリオス以外は北欧風にするのが難しくなり、結局多国籍になってしまいました。 そもそもヴァレリオスが北欧風ではないという。 シヴリナルは北欧風の造語となってます。 「星」「海」の意味が込められてます。 ちなみに星の降る月に生まれた深海の色の瞳の子だったことから母がそう名付けた…らしい。 イシェーレンも造語です。 私が一人で考えたら絶対に思い付かない響きですね。 ■あの呪文はなんぞや 北欧風ということで、サーミ語をベースにしています。 日本語の響きだと間抜けな音になったり、日本語で別の意味になりそうなものは少しいじって変えてますが、基本的に「雨」「石」と言った単語を並べてます。 文章にはなってないです。 ■どんな国? 「城塞都市」の説明を作中で割愛してしまいましたが、グラニットホールはそのまま花こう岩の都市です。 …というか、石の色と響きだけで決めていたら、グラニットが花こう岩であるということに気づかないまま書き上げてました。 近所の博物館に石が並んでいるのですが、眺めていたら「花こう岩ーグラニット」とあり、「うぉおおお、花崗岩、お前かぁあw」ってなりました。 何が「お前かぁあw」かと言うと、あれです。掘りまくってたんです、マイクラでね… 城塞都市に使われた花崗岩はピンク。 都市は厳つい城塞の形をしていながら、うっすらピンクの町並みなんです。 この色はこの国の特産で、都市の光景そのものが観光地として有名…らしいです。 他国と摩擦を起こしたくなかったので、ほとんどを険しい山で囲まれ、西側の海が国交の玄関口となっているのは、作品中にある通りです。 山側を全く警戒しないわけではない上に、良質な宝石や魔石が採れるので、辺境伯であるヴァレリオスの一族はそこそこ重要視され、そこそこ大変な仕事だと思います。 一体どうやって領主の仕事とギルドを両立してるんですかね…不思議ですね(笑) そうそう、ロアーウィンドの砦が拠点のような雰囲気ですが、本来領主がいるべき本邸はもう少し南の方にあるそうです。 城塞都市のヴァレリオスが普段生活している屋敷とは別に、きちんとタウンハウスもありそちらは日常的には父母が住んでいるそうです。 屋敷を持ちすぎじゃないかな。 イシェーレンでは宝石や魔石が採れるとは言いましたが、国内には他にも良質な石が採れる場所があり、石の国として有名です。 ところでうちの近くの海岸で黒曜石が落ちていることがあるらしく、いつか見つけてみたいです(この夏には発見できず…)ね。 ■イザベラ ベラベラお喋り大好きイザべラ。 彼女のスピンオフもどこかで書きたいかな… イザべラはお金とスイーツと彼氏、どれが一番興味あるんですかね。 「そんなのお金に決まってるじゃない!」 とか言われそうですが。 そんなキャラですし、アストリッドが仕事のめんどくさい部分をやってくれたらラッキーと思っていますが、意外と職務には真面目で、依頼量の調節や魔導師のための裏方的な事務仕事等、口と同じぐらいしっかり動いてこなします。 自身は魔法は使えませんしやる気もないですが、個人のレベルの把握はしており、無理な依頼は(達成できないと嫌なので)やらせません。 ヴァレリオスはほぼ彼女の話を聞いてないですが、イザべラは言いたいことを声に出していれば満足なので全く気にしていません。 逆にアストリッドは一言一句聞いてしまうタイプです。 ■ヨーン アストリッドが天井にブーケをひっかけ、ヴァレリオスが女子に向けて落とさなかったために見せ場が爆誕してしまったキャラ。 静かに一歩引いて物事を見定めているようで、案外心の中は情熱的…って大柄なお姉さんが言ってました。 ■なんでトンファーだよ。 「推しコス」でツインダガーを振り回してしまったので、同じく両手で扱う小型の…と思っていきついた武器。 色々考えている最中、カタールとかも思いつき…少なくとも今回持たせる武器じゃないなと思い止まってよかった。 ※ツインダガー 作者がエピソード4までやっていたネトゲ、PSO2でメインに使っていた武器。ツインダガーキーック! ■法廷バトル タイトルを見ればお気づきかと思いますが、危うく「○○裁判」と書きそうになり、私の理性が全力で異議を申し立てました。 ■表紙 これは…たぶん…数年前の浅虫水族館(青森)な気がする…たぶん… ※11/15追記:これ葛西臨海水族園だわw  青森から東京という勘違いの距離。どうでもいいけどねw 思い出したものを書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。 もしなにかツッコミ等ございましたら、ペコメ等でお知らせ下さい。 それではまた、気が向いた時にでもお会いしましょう…
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