プロローグ

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皆様お久しぶりです。 おはようございます、こんにちは、こんばんは。 こちら、アラテガワ領より領民の一人として私こと森亜麻音がお伝えします。 はじめましての皆さんのために言っておくと、私の名でわかる通り由緒正しきれっきとした日本人です、ようするに平たい顔の一族です、自分で言っていて辛い。 そんな私が今いるのは、ヴァンダールフト神聖王国でございます。 そんな外国あったけと地図帳を開いちゃいけません。 お手元の携帯のAIだって答えちゃくれない。 だって異世界だもん。 飛行機でも船でも辿り着けやしない。 そんな非常識な場所に日本の一般市民がいるってどういうこった。 何故そんな場所にいるかというと、あれは遡ること半年前。 てか、もう半年経ったの!?ちょっと!! ・・・失礼、思い起こしたら一瞬ショックを受けました。 7月のある朝、とあるムフフな創作本の原稿のために睡眠2時間の状態で大学へ行くために家を出た私。 寝不足だったけれど、達成感に満ちていたので爽快感半端なかったわ。 射殺されそうなほど朝日が眩しかった気がしないでもないけれど。
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