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そんなMは、
いま、本社に慣れる事が、
大変だから!
そんな事も、そこから離れれば
もう頭の中に残ってはいなくて …
でもそうだから、
本社に入って、二日目までは、
不覚にも出勤時間を知らずに、
思いっきり遅刻をしてしまい、
恥ずかしかった事は覚えている。
だからMは、
チャンと、この日は駅までは急いだ。
それでも …
やっぱり、走った事があまりない、
Mは、それでも走らない。
急ぎ足だったけれど …
だから!そのスピードはともかく、
これ …
本人としては、頑張っていて、
多少、そんな見た目の勢いは?
は?出てる?…
そんなMはやっと、
本社までの電車通勤には慣れてきた。
でも、
この職場では、慣れない事もある …
「 おはようございます!」
「 おはようございます!」
「 おはようございます!」
「 おはようございます!」
「 おはようございます!」
ここのstaff達は?
Mがここの責任者として!
任された者として!
この職場のために!
カノジョたちのために!
なにかを?した?わけではないのに?
もうすでに、
あのひとにここを任された主任さんに
よって、一つに纏まっている …
だからそんなMが、席に着き …
ふと、皆の方を見たり、
なんとなくする事もなく?
だから静かにdeskに居ると、
皆の顔はちゃんとそこに揃って、
それを邪魔しないように静かに、
各々が仕事をしている …
だから頼りないここの責任者のMには、
それはそれは頼りがいがあって!
ありがたい良い職場環境かもしれない。
でも …
… キョロキョロ
「…あれ?
主任さんは?」
… さささ!
「 コピー室です 」
その主任さんがいない、と、
不安になるMだけど …
チャッカリ者のNは、さっそく、点数
稼ぎ?に、Mに駆け寄り、顔色を見な
がら! MのPCの電源を入れてくれた。
…pi!
… てキパキ
「 はいはい … 」
…カチャカチャ
… ん!?
「 … ぁあ ~ !! 」
… ペコリ
MはNに会釈して、それに流されて、
Nの手で開かれたPCで、
急ぎ、自分の出勤の打刻をした。
…pi!
… じぃ ~
「 … これで?
大丈夫?よね … 」
… そのシステムでは、
自分の打刻した時間が表示されず …
勝手に閉じて?画面が切り替わるから
今朝もそれに慣れずに?不安がるMが、
その場に付き添うNの方を見ると …
その!目つきだけは鋭く?
でも!作り笑顔で?
ハッキリと!
OK!の!サインを出してくれた。
… ほっ
「… ありがとう!」
だからMは安心し …
-
… ふぅ~ 今日は?
遅刻は大丈夫だった の?
よね …
-
… さささ
… ストン
… ペコリ
「 … では!
また!
… なにか
ありましたら
呼んでください … 」
Nは素早く自分のdeskに戻り、
それでもまた、Mに頭を下げた。
… ペコリ
「ありがとーー !! 」
… ペコリ
Mは、そんなカノジョが自分に優しく
してくれて、それが嬉しくて 何度も、
頭を下げた …
でも …
そんなMの目の前には、
cameraがある。
―
… チラっ!
… やだなこれ …
―
そう …
だから …
Mがそう警戒した通り …
… ギラッ!!
「 あいつ …
また … 」
研修会場のすぐ上に居る!
そのひとは、眉間に皺を寄せ、
右側の口角だけをあげてる …
だから!
苦みばしった?
表情で呆れている …
… ピリピㇼ!
「 ハァ … 」
首を左右に傾け、パキパキっ! と、
骨?の音?を出し、
自分のPCに向かってため息をつくと、
そのdeskから、
Mのdeskへ内線電話を入れた。
… カチャ
…pipipi♪
… 怒
『 おい! 』
…pupupu♪
… カチャ
… キョトン
「 … はい? 」
… 怒
『 いい加減にしろ! 』
… キョトン
「 … えっ?
GMですか? 」
… 怒
『 … あぁ~
番号覚えろ … 』
…メモメモ
「 おはようございます?
なんで?え?
アァ~!
ヤッパリ~‼ 」
Mは壁の、
その!上部に取り付けられている !!
cameraを睨みつけ、前のめりに、
座ったばかり、の、椅子から、
ガタン! と 立ち上がる。
… 怒
『 … おぃコラ!
いいから‼ 』
… え?
「 … ハイ? 」
… 怒
『 座って!
仕事しろ! 』
… へ?
「 … は?
で・す・け・ど … 」
Mは、また、cameraを見てしまう。
それを、そのひとは確認、した。
… 怒
『 おい! 』
…?
「 ハイ? 」
… 怒
『 cameraばかり、
み・て・い・る・な!
いいな! 』
… キョロキョロ!
… キョトン
「 あのぅ …
… ス・ミ・マ・セ・ン?」
… 黙
『・・!・・ 』
そのひとだって、朝は忙しい …
けれどMは、察しが悪く鈍感なので、
皆も、忙しい!そんな朝でも?
ゆっくりと顎を上げ …
キョロキョロと会場を見渡し …
だから話は、スグに
終わらない。
… ツンツン
… じぃ~
「 あのぅ … 」
… 呆
『 … なんなんだぁ!』
… びくっ
「 … あっ スミマセンこれ、
オカ、シク、ない、ですか?」
Mは、
そのまま座り直し、前を向いたま?
cameraに向かって指した?
ひとさし指をツンツンと!動かし …
ま、そこには、他のstaff達も一緒に
居るので、だから一応、コソコソと
話してみる。
でも、
肝心な! そのひとが、
朝の忙しい中こんな事に時間を取ら
れてイライラしてるのも気づかない。
… イラっ
『 … あぁ~?』
… ん?
「・・?・・」
… えっ?だって … これって
たとえ職場だって
個人の …
だから、Mは引きが分からなかった …
… ダラダラ
「 … こんなに … ですネ …
ここに … あ …
ほら …
あそこにもだし?
ぇえ~ ほんとイッパイ …
cameraってぇ~… 」
… キッパリ
『 防 !! 犯 ‼ 』
そのひとは、面倒くさそうに!
ユックリ話すMの言葉に間髪!
入れずに!答える!
でも …
Mも、そのひとがその自分の意見を、
認めないので、だんだん大声になる。
… むむっ!
『 … へ? 防犯‼
… ですか ~?』
… なんで?ここは、
1階じゃないでしょ …
… キッパリ
『 そ‼ う‼ だ‼ 』
でも!いい加減!
そのひともマックスに?
イライラして、
だからさらに語気が増増に!強まる。
そう!朝は、誰でも忙しい。
… ぅわ!
「・・!・・」
… ダメダメ、怖っ …
もう、無理。
まだ朝なのに?
もう恐いし …
… Mはかなり遅く … 後悔した …
… 固まる
「・・・・」
… 怒鳴る
『 … おい!
仕事‼ 』
… ガチャ!
… pu ---------
… ビっく!!
「 … えっ?
… はい 」
… カ チャ …
Mには、まだ、朝でも!
そのひとは、朝だって忙しいから!
言いたい事だけ謂うと?
最後まで怒ったまま終わらせた。
Mは首を傾げため息をつく。
…?
「 ふ ぅ … 」
そう、だってここは …
マンションギャラリーではないから …
… キョロキョロ
…???…
―
だって … これ …
こんなにぃ ~?
ここは?
警備員さんたちだって常にいるし、
このビル …
中で働いてるいる人だって多いし、
ここで? こんなに? camera?
おかしいと … 思うけど …
―
Mは察しが悪くて鈍感だから?
謂われた事を鵜呑みにして?
このまま?
解らないままだけれど …
それらのcameraは!
防犯の為ではなく!
Mを観察?する為にそのひとが、
わざわざ取り付けさせたもので …
だから、
… ここにこんなに?…
って!そうMが思った通り、に、
確かに、この数は必要ないのに!
なら?
少し考えれば?
普通の人なら分かりそうだけど …
そう!
今朝だって!
Mがここへ着たとたん!
その人から内線があった!し …
なのに?
その人がそう謂った、ら?
それだけがMの頭の中に入って …
Mは、
単純すぎて、それが解らない …
でも! いつだって!
Mが何かを言っても、どうせ!
そのひとは考えを変えないし!
Mにだって?
ちゃんと分かる様にも伝えない …
だからこうして …
Mは会社でも … そうなる …
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