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エンディング
和室の部屋、寄り添いながら横になる大和とさくら。
背後から抱きしめながら、さくらのお腹に手を当てる大和。
そんな大和の手にさくらの手が触れる。
『ママ、パパとあなたを大切にするからね』
そう心の中でさくらが呟くと、
「ママを幸せにするから、安心して生まれてこいよ」
と、大和がお腹に語りかけた。
そして、
「お祖母ちゃんもさくらと同じくらい大事にしてくから」
と、大和が言葉にすると、さくらは涙が溢れた。
「皆で幸せになろうな」
そう言って、大和はさくらの髪の毛にキスをした。
その1ヶ月後、可愛らしい女の子の赤ちゃんの鳴き声が石田家の中から響いていた。
幸せな幸せな声だった。
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