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失望のリフレイン
時が流れても
あなたは変わらない
どうして二人は出会ったのか
教えてくれることもない
きっと温かい場所で
私のことを見つめている
孤独ではないと信じたい
私も孤独ではないと嘘をつく
差し出す花のあるように
送られる花は季節のしるし
苦くて淋しい涙のかわりに
怒りや執着を捨てた想い出が
私の姿を抜き取っていく
たとえ今はぐれていても
いつか
どこかで会えると思うけど
その頃の私は
あなたを箱にしまったまま
取り出して眺めることも
忘れてしまっているはずで
だからいっそ
ただあなたに会うために
同じ結末を目指すだけでも
赦してほしいと願うの
いちいち何かの報告するより
同じ思いを共有したい
でもあなたはいつだって
私より遠いところで
私の見ないものを見ていたね
時が流れても
あなたは変わらない
私を大事にしているようで
私がいない時間の中に生きてた
いつになったら
出会えた意味を知れるだろう
本当に澄んだ愛が
二人の間にあっただろうか
交わらず途絶えたこの道に
苦しみや淋しさ以外
何らかの種はあっただろうか
重なった記憶はいつまでも
埃のようにきらめいて消える
最後まで理解できずに
どうやってこの先を歩くの
時が流れても
あなたは変わらない
それはずっと癒えない
失望のリフレイン
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