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女の隣に座る男は女に似ていて昨日言っていたこの女の弟なのだろう。女は俯いていて男は不機嫌を隠すつもりもなく俺様を睨みつけてくる。
卓上には結露のついたグラスが二個あり、そのグラスの底は長時間居た事がわかるほど水が溜まっていて沈黙が流れていた。
「謝って済む事じゃないのはわかってるな?」
昨日の男に言われ、俺は俯いて視線を逸らす。俺様の好きなように生きていいって親は言ってたのに何でこんな事になってんだよ…
「謝れば良いんだろ?悪かったな」
「…っ!?てめぇ!!」
弟が胸ぐらを掴もうとしてきたが男が止める。女はやっぱりといわんばかりに溜息をつき、顔をあげようとしない。謝ったのになんで怒られてんだよ頭おかしいんじゃね??
「だいたい誘うような格好してたお前が悪いんだろ?期待してたんじゃね??」
「お前っ!?」
弟がまた胸ぐらつかもうとしたが男が俺の胸ぐらを掴んでレストランの外に連れ出し、そのまま路地裏に引っ張られる。
「謝ったろ!?何で怒ってんだよ!」
「ごめんなさい。謝ったから犯して良いんだよな?」
また引きずり倒され背を向けて馬乗りになられる。はぁ!?なんでそうなんだよふざけんなよ!!今度は手早くやられ下着ごと脱がされ外気に触れてゾワゾワとする。
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