五十嵐家

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クンクン めざとく希空の手にある物に目が 野生の感がきく雛 「おねぇちゃん、なにか持ってる⁉️」 「はっ、はいお土産」 希空から受け取ると素早く中を見る雛 「わぁ〜、ひなの好きなポテトだぁ〜 わぁ〜いっ」 「深雪のお兄さんがくださったの お礼にいきましょう」 「うん、ありがとうするぅ」 雛を抱き上げ、靴を履かせる希空 「希空、いいのにお礼なんて」 テクテク 車のドアを叩く雛 「あれっ?この子は?」 「おにいちゃ、おみあげありがとーです。」 「晃司さん、妹の雛です。 雛、ありがとう言えてえらいね」 「えへへ」 「雛ちゃんかぁ、かわいいね」 「うん、ひなはかわいいのです。」 義母の怖い顔が目に入り深雪は 「そろそろ、帰るね」 「うん、そうだね ありがとう深雪、晃司さん」 「ひなもー、さよならする バイバイ」 「おう、あばよ」 「あばよ」 「雛、女の子はあばよは言わないの」 「え〜⁉︎」 「かわいい子は言わないかなぁ?」 「お兄」 「ヘィヘィ」 「またね」 「うん、気をつけてね」 走り去る車に雛と手を振る希空
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