その肆拾壱

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その肆拾壱

ヒーリングの会で奇っ怪なことが起こった。 kさんが、レイキのティチャーの資格を取るという。 その練習台になってくれ。と言われたので快諾した。 Aさんは整体の資格を取ったが、事故で腰を悪くし職にすることはなかった。 自分の経験をもとに、kさんに「タオルの掛け方はもっと優しく」等々気になった所を言ったそうだ。 その日の夜からAさんは具合を悪くした。 レイキの先生に施術を受けたところ 「生霊から攻撃受けてるよ」 と、笑われて言われたそうだ。 ずっと、「寒い」という。 どんなに着込んでもカイロを貼っても、寒いのだと。 kさんは、この先生からレイキを習っている。 先生は先生でkさんに不満だったらしい。 「私の施術を一度も受けたことないのに、弟子にしてと言われてもなぁ。」 いろんな条件をつけて承諾したらしい。 が、kさんこの条件をことごとく破った。 まあ、仕向けたのはSさんなんですけどね。 先生の直弟子である。 「私、そんなこと知らなくて。kちゃんに良かれと思って。そんな条件、私聞いてなくて」 うふふとSさんは笑った。 他の全員が知っていて、彼女だけが知らないことてっあるのだろうか。と首を傾げた。 「Aちゃん、kちゃんから生霊飛ばされてるみたいよ。」 Sさんによって、kさんが悪者にされていった。 直接的な攻撃の言葉ではなく、おっとりとして 「先生がkちゃんのことを、こう言ってて。」 「ねぇ、どうかと思うわよね。」 生霊は相手は生身なので、返しても時間が立てばやって来る。 先生が 「生霊はね、黄金の光で包んであげるんです。決してね、返しちゃいけない。」 Aちゃんの生霊を取っていたので、私にも矛先がやって来た。 kさんが「遠隔ヒーリング送っていい?」 と来たのでOKした。 斧が飛んで来た。 体のここをダメージ与えれば、気を塞ぎ病に至らせる。という場所がある。 そこに、飛んできた。 ので、ムカついたので投げ返した。 投げ返した後で 「あ、黄金の光で包みこむ…」 もう遅いかもしれない。
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