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ある時、家で漫画を読んでいたら
Sさんからメッセージが来た。
「大丈夫?kちゃんの生霊そっちに行ってない?攻撃されてない?」
なんだか、その文章というよりSさんが怖くなって既読もつけず返信もしなかった。
そしたら電話が鳴った。
Sさんからだ。
出るのが怖い。
ので、ごめんなさいと思いつつ無視をした。
続いてメッセージが
「大丈夫?」
そして電話。
が、何回か続いた。
一時間後
Uさんから電話が来たので出てみた。
「Sさんが、あなたに電話が繋がらないてっ心配してたわよ。」
「あー。ごめん。スマホ忘れて出掛けてた。」
と、嘘をついた。
「とりあえず無事なのね。私の所にもkちゃんの生霊が来て怖かったのよ。あなたの所にも来て、倒れてるんじゃないかって心配してたわよ。」
数人に生霊を飛ばすことが出来る程、kさんは力があっただろうかと、そこでも首を傾げた。
kさんは、ティチャーの資格を期間中に取れなかった。
この頃には、kさんはグループの中で孤立していたようにも思う。
そして、ヒーリングの会に来なくなったからなのか、それともティチャーの資格を取るのをやめたからなのか分からないが、生霊はピタリと止んだ。
ふ、と思うんだ。
全てSさんの自作自演だったんじゃないかって。
力が高い人てっさ、化けれるんだよ。
誰かのフリをしてさ、生霊を飛ばすの。
で、皆はその生霊がkさんだと思ってるからさ、kさんに返しちゃうんだよね。
Sさんが
「kちゃん、やつれちゃってかわいそうね。」
と、笑っていた。
あと、先生のkさんの評価が人によって違ったのも気になった。
tさんは「先生から聞いたのだけど、kちゃん筋がいいって。誉めてたわ。」
と。
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