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「しゃーろっく、そろそろ行きますか?」
「そうですね、途中で肉だとか野菜だとか
買って、あと酒もね」
「親父さん達驚くでしょうね」
俺たちは酒も飲むから買い出ししてから
タクシーで河川敷に向かった。
物の15分くらいで河川敷に着いたが
何となく様子が変だ。いつもだったら
外で何人かは必ず呑んだり何かを食べながら
ワイワイとやっているのだが今日は
誰も外に出ていない。しんとしている。
「どうしたのかな?和都さん!まずは親父さんの
所に行ってみましょう」
すぐに、親父さんのダンボールハウスに向かった
「親父さ〜ん!いますか?」
ハウスに向かって声をかける。しかし返事が帰ってこない。
「親父さん、お邪魔しますよ」
と言いながらハウスの中を覗き込む。
すると、親父さんが頭から血を流して
ボロボロの布団の上で横たわっていた。
「親父さん!!何があったんだ!」
声をかけながらそばによると目を覚ましたようで
「誰だ?お〜っ!家ちゃんか久しぶりだな」
「どうしたんだ!親父さん!その怪我」
「いや、何 転んだだけだ」
「そんな、それは転んでできるような傷
じゃない、何があったんだ!親父さん」
そこに和都さんが慌ててハウスに飛び込んで来た
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