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簡単な絡繰だった。斬殺されても宮浜空輝は死せず。つまりは俺の思い込みであり、俺は国に所有化された分際だったのだ。「ふんっ!くだらん…。このシルバーブレッタを宮浜空輝、貴様にやる。我がで管理しろ…自分の命だろ?チック野郎が…畜生め…腐り過ぎて時化てやがる。この世のものか?あっははっ!国はどうしたいんだ!!」俺は熱くなっていた。宮浜空輝は陽キャ。公の存在じゃないか?何故に俺の前に現れたんだ。分かりっこない。「あっははっ!シルバーブレッタで私は死なない。試しに撃ち抜いてみろ?さもなければ、お前を殺すっ。」宮浜空輝はみるみる内に化け物と化した。まさにヴァンパイア。サタンそのものだった。「くっ!化け物がっ!死ね!死ね!死ね!」幾度もシルバーブレッタを放った俺だが、流石に腑抜けたものだった。「銀の質が悪いな…。残念だ。」宮浜空輝は俺の頬を張った。俺にそっぽを向けた拍子に尾っぽで張ったのだった。
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