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那由蛇が麺を茹でてから丼に入れ、その丼にトッピングを盛り付ける未季。そのトッピングされたラーメンの丼を修二と拓磨がお客の下へ届ける。
「‥‥‥ラーメンひとつ。」
「ワタシ達、ラーメン3つ‥‥‥。」
「ボク、ラーメン3つ!」とひとりの少年が元気良く言う。その少年の姿を見るや否や、那由蛇は真顔で答える。
「‥‥‥アンタさぁ。そんなに食べてばっかだと、今度はアンタが豚にされて、どうでも良い人間に食べられちゃうかもヨォ?」
「‥‥‥じゃ、じゃあ、ボク、ひとつだけで良いや。。。」‥‥‥っと、少し青褪めた表情で言い直す少年。思わず、仄かな笑みを浮かべて相槌を打つ那由蛇。
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