10 運・財産

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10 運・財産

 夏。  私は従兄とドラゴンを探す旅をしていた。  さっそく、ドラゴンの目撃が多いという山のふもとの町にやってきた。  そこはとても裕福なものが多い町だった。  それはやはり山で採れる鉱物のおかげで、その鉱物のもとをたどればドラゴンの吐しゃ物だった。  すると町に住む魔女が話しかけてきた。 「ドラゴンにあうは不運、鉱物を見つけるは幸運。お前さんはどっちだろうね」  私は「ドラゴンにあいたい」と答えた。
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