1,グッバイブラックパーティ!

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まぁ結構頭にきてるけど力じゃ勝てないからな。争って痛い思いしたくねーし。呆れた?って言ったらいいのかな。説得諦めよう。こいつは話が通じないことぐらい今までの行動からして理解してる。 なのでここは…論破?みたいなもんしていきますか。俺は「決まり」が書かれた紙を出す。さっきの、例の掟ももちろん書かれている。 「ここに、『「一、パーティーの財産はパーティーメンバーの人数で割った、全員同じ分だけ渡す」』って書いてあるんだけれどもコレどうなってんですかね?」 「あぁ、それか。そんなん無効だよ無効。」 「は?無効にするときは全員が揃った『パーティーミーティング』で全員の了承得ないと解除できねぇ…ンンッできないんじゃないんですか?」 パーティーミーティングは全員が揃いパーティーの今後を決める重要な会議だ。んで、可決にはパーティー全員の投票で100%じゃないとできねぇ。だけど、パーティールールを取り消すなんていうミーティングやってねぇぞ。俺は出席した全てのミーティングについて決まったこと、なんの話をしたかなど詳細を残してる。 別にやんなくてもいいらしいけどやっぱ書類って大事だから。 俺…前世はギルド職員やってたからね。紙ありゃ不正なんかできないじゃん?まぁ書き換えられちゃったらできちゃうかもだけど。まぁ前世の記憶があっていっつも紙に書いたりと記録するのが普通になってたから書いてたんだけどね。なかったぞ?今までそんな名目のミーティング。 「あーあの日はお前が休んでた日だったなぁ。確か体調崩したんだっけか?」 はぁ?体調崩して休んでる間にミーティングやってたのか?それってミーティング出来ねぇだろ。
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