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「むぅー!私のこと忘れてるでしょ!私だって、二人の幼なじみで親友なんですけど!?」
「ふふ……!そうね。瀬田さんも私の大切な親友よ」
いい雰囲気の二人の間に、祐奈が頬を膨らませて割って入る。
そんな祐奈を迎え入れるように、望桃は手を広げると祐奈と賢治を抱きしめる。
「私の大切なお友達。私に希望をくれた優しい友人たち。絶対にこの呪いを解いて、楽しい思い出を紡ぎましょう」
「うん」
「そうだね!」
三人で身を寄せ合い、想いを確認した……その時だった。
ー ジクリ……
「ぐっ!?」
突然、望桃の背中に激痛が走る。
何事かと振り返ると、望桃の背中にあの影が手が触れていた……。
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