78人が本棚に入れています
本棚に追加
「ノーコメントだよ。俺はあんなエロい大人にはならないからな」
「…迅だって、相当…」
ゆりえはニヤリと微笑んで言いながら、言葉を途中で飲み込んだ。
「まあ、男の人は、普通にみんな変態だし、ね」
「…そういうことにしといてくれ」
俺の苦笑いを見て、ゆりえは楽しそうにクスクス笑っている。俺はドアが開いたままの寝室に入り、ゆりえをそっとベッドに降ろすと、ゆりえは俺の頬を両手で包み込んで顔を近づけてきた。
「迅より、私の方が多分…エロいかもね」
「…あ。やっぱ?そう思う?俺も」
俺は「あはは」と笑った後、ゆりえの唇を静かに唇で塞ぎゆりえの両手を掴んだ。一頻りキスを交わしたあと、唇が僅かに離れた時、ゆりえはうっすらと瞼を開けて俺を見つめた。
「伊達に風俗で学んだわけじゃないので」
「うーーん。俺の知らない世界もあるのかも?」
「あるわよ。どういうのがいい?」
「…じゃ、今夜はまだ俺の知らないプレイとやらを教えてもらおうかなぁ」
俺が微笑んで言うと、ゆりえは俺のトレーナーの裾を捲り上げて、
「ふふふっ。男の人は、意外とねえ…」
と言いながら俺を裸にした。そのまま今度は俺が押し倒されて、ゆりえは自分でパジャマを脱いでいくと、ショーツ一枚だけの姿になって俺を見下ろしてきた。
「おおっ。積極的。攻めのリリィってとこ?」
「そうね。ふふっ」
俺とゆりえが微笑み合い唇を近づけていくと、俺たちの隣に猫のリリーが飛び乗ってきた。
最初のコメントを投稿しよう!