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ベッドの弾力に、俺とゆりえはふわりと上下に揺れた。リリーは俺を見つめて「んぁ」と一言鳴いて、すぐにまたベッドを飛び降りて、足取り軽く走り去ってしまった。ゆりえはリリーの去った方を向いて、
「…リリーちゃん、何しに来たのかしら?」
と言いながら首を傾げると、俺はゆりえのふわりと揺れる胸を軽く揉んだ。
「気まぐれなんだよ。リリーって名前の女は」
「どういう意味?!」
「猫にもゆりえにも、頭上がらないよ」
「えぇー?ひどっ。そんなことをいう人は…」
そう言ってゆりえは俺の両手を掴むと、俺の胸の上に顔を寄せていく。そのまま柔らかな舌が俺の右胸の乳首を這って、生温かい感触に背中がゾクゾクしてきた。
「男の人も、ここ、弱い人って、多いのよねぇ」
「うわっ。…やば」
「ふふふっ」
ゆりえは俺の乳首を音を立てて舐め回しながらニヤリと微笑むと、リビングの方でもリリーが「ニャッ 〜」と何故か鳴いている。俺は思わず笑いそうになりながらも、ゆりえの舌の動きにだんだん頭がボーっとして、初めて「あっ」と声をあげてしまった。
しまった!
生まれて初めて、喘いでしまった…!!
この先、どうなる??俺!!
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