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自分のミスで取引に失敗した。
男「申し訳ありませんでした……」
上司「お前のせいだぞ だいたいお前は普段からトロくて容量が悪くて気が利かない」
【回想:接待先:上司が席を外している】
取引先「注文してくれないか?」
男「はい、えーと メニューは……」
取引先「もういい!自分でやる」
戻ってきた上司「お前、何やってんだ(小声)」
相手の言うことが少しでも早くわかっていれば、自分だって人並みに気が利く人間になれるかもしれないのに。
帰り道、男はそう思った。
自宅であるマンションに着き、郵便受けを確認する。
男「ん、何だ?」
男の郵便受けには 見覚えのないものが入っていた。
どうやら黒い綿棒のセットらしい。
この黒い綿棒が、男の人生を変えることになる。
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