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友人二人には昼休みに久土和と昨日起こった話を全て説明していた。
可菜良と美苗は元音の予想外な恋の芽生えを興味ありげに聞いてくれており、全員が元音の恋を応援すると嬉しい事を告げてくれた。
「元音は理想高いし恋するの無理だと思ってたから嬉しいよ、協力するから!」
「久土和と元音、お似合いな気がするわ。応援するしかないわな!」
二人共そう言って元音の背中を大きく押してくれた。一人もあいつはやめとけと反対する者はおらず、それがまた嬉しく感じる。久土和の性格の良さは皆も認知しているからなのだろう。
元音も彼を好きになる前から久土和の性格が優しいという事は知っていたため、彼の評判の良さに改めて胸が高鳴っていた。
「みんなありがとう! ほんと頑張るっ! てかね!! 久土和くんの連絡先が欲しくてさ〜!!!」
元音はいつも以上に言葉を放ちながら楽しい思いで今の願望を口にし、それを友人等は優しくも真面目に聞いてくれるのであった。
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