21人が本棚に入れています
本棚に追加
後書き
『王子と姫を当てはめて』略して『おうひめ』を最後までお読み下さりありがとうございます!
元音と勝旺の物語を無事に完結させる事ができて嬉しいです。
元音はあまり性格の良いキャラではありません。自分の欲望に忠実で、割とドライな面が多々ある女の子です。前作の主人公はとても正義感のある強くて優しい女の子でしたが、元音は全く正義感もないし、優しさも人を選びます。
ただ、言い負かされる事があるわけでもなく、勝旺に関することなら何でも言い返せるのである意味強いキャラでもあります。しかし打たれ弱さも持っており、女ライバルが現れると激しい動揺を見せたり、弱さも強さもどちらも同じくらい持っているキャラです。
そんな善人とは言えない元音ですが、私はとてもお気に入りのキャラクターになりました。
一直線に好きな人を思って、それを勝旺だからこそ肯定してもらえる。そして勝旺も元音だからこそ肯定したいと自然に思えるので、この二人はまさに運命的な関係なのだと思います。
普通は好きでもないのに好かれていたら、距離を置きたくなると思うのですが、それが勝旺になかったからこそ二人はお似合いなんですよね。
勝旺もただの善人ではなく、元音と言う女の子からの好意でなければしつこい程のアピールは受け入れられなかったので、勝旺にとって元音は最初から特別だったのではないかと思います。
しかし勝旺がとても優しく善人であることは間違いない事実です。顔が強面なだけで優しい人を好きになった元音はとても見る目があると思います。
今回の作品は、二年程前にどうしても寝付けず思い付いた作品になっています。
あまりにも眠れなくて妄想から始まった話ですが、その日の内にキャラデザも行ってある程度のデザインが固まり、いつかどこかで創作しようと思って温めていた作品でした。
それがこうして一つの作品として無事に完結させることが出来、とても嬉しいです。
元音と勝旺の話はなるべく長引かせないように終わらせたいと思い、執筆を続けていましたが、二十万文字まではいかずに済んだので安心しています。
この二人はラブコメディを意識していたので割と愉快な内容になったのではないかと思ってます。
シリアスさは個人的にあまりない作品だと思うので、クスッとしていただけていたら幸いです。
もしかしたらスター特典も公開するかもしれませんが、一旦はこの二人の物語は終了です。
去年の十一月に執筆を始めた作品なので、約九ヶ月間の執筆でしたが、とても楽しく二人を最後まで送り届けることができました。
時々二人の事を思い出していただけたら作者冥利につきます。
最後になりますが、閲覧して下さった全ての方々に感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!
2024年7月29日 星分芋
最初のコメントを投稿しよう!