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少年と魔女が共に暮らす様になってから、少年は魔法を教えて貰うのが日課になった。
魔女は色んな魔法を教えてくれた。
精霊を呼び出す魔法。
怪我を治す魔法。
災いから守る魔法。
魔女は丁寧に魔法を教え込んだ。
少年もまた、しっかり魔法を教わっていた。
いつしか少年は、魔女に負けないくらい魔法を会得していった。
そして少年が青年になる頃には、魔女の弟子として勤める事が多くなった。
薬草や魔術はなんのその。
街へ行っては薬を売り、日銭を稼いでは森の中へと帰っていく。
貧しいながらも青年は、魔女との暮らしを満喫していた。
そんなある日の事だった。
青年を探していたと、二人の家に王族の兵士がやって来たのは……。
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