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蛇足
如何だったでしょうか
新感覚ホラー、脇役
血も出ない幽霊も出ない狂気もない怪異も無い
はて、人生を意のままに操る事のできる本を怪異と言えば怪異なのでしょうか
そこはよくわかりませんね
ホラーらしい事は一切無く、ただただ哀しく寂しいアオハルをしている女子学生の話
けれど実は全ては仕組まれたことで、友人の手の上で踊っていた主人公
いつから本になっていたかなんてわかりません、だって物語って赤子から死後まで書く物って希ですからね、ないことも無いですがあってもふわっと触れるだけのものが多かったりするでしょう?それを考えますと、伊菜穂は美穂と勇一君が最初はもしかしたら良い雰囲気になっていて、それが気に入らず偶然手に入れたライフノートとでも言いましょうか、そのライフノートを手に入れまして、自分のいいように書いたのかもしれませんし、はたまた希ですからと言いましたが実は親から美穂の事をライフノートに書いていたそれを伊菜穂が譲り受けて好きに書いていた。幼馴染で産まれてからずっと美穂の人生は決まっていたなんてこともあるかも知れません、伊菜穂が何時まで美穂をライフノートに書くかと言うのもわかりません、だって神様はずっと自分だけを見ることはできないでしょ?人は沢山いますし別の道を歩めば関わりも無くなりますから、そうすれば最後まで書く必要もなくなるでしょう、ならばハッピーエンドでしたやらバットエンドでしたなどやらで終わらせて、ライフノートも必要なくなるでしょう、いやもしかしたら楽しくなっていておもちゃのように扱うかも知れませんが、だって登場人物の人生は作者の手の上にあるのでございますから
こんな馬鹿なことあるかって?
でも考えてみてください、この世界が本当に作られた世界じゃないと言えますか?
運命と言うのが決まっているというのはもしかしたら本の中だったとは考えてみたことはありませんか?
自分は物語の主人公だと思えとか言うじゃないですか、そうですもしかしたらあなたの人生もこの物語を読むことさえ誰かのペンの先の話なのかもしれません
そのペンを握るのはもしかしたら心優しい友達か恩人か、はたまた恐ろしい事に嫌いな上司や同僚かも知れません、あなたのペンを握る人の姿を現すなんてきっとしないでしょうから、貴方はペンを持つ人を知る事は一生無いので想像することしかできませんね
こんな事を私が書くことも、もしかしたら誰かのペンの先のかもしれません、どうかペンを持つ人がいい人である事を願います
さて、あたなたの作者は誰ですか?
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