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おばあちゃんと一緒に笑い合っていると、私達の前の人がお会計を済ませてお店を出ていった。
私とおばあちゃんも、長靴を買って外に出る。すると、あんなに降りしきっていた雨がすっかり止んでいた。
空を見上げると、雲間から柔らかい陽の光が差し込んでいるのが目に入る。わぁ、すごく綺麗!
雨上がりの空にすっかり心を奪われた私は、明るくなった空をじっくりを見渡す。
そしたら、見つけたんだ。
「あ!おばあちゃん、見て!」
遠くの空を指さしながら、私はおばあちゃんに声をかける。
「え?……まぁ!綺麗だね」
「ね!綺麗な虹!」
私が指さした空に描かれていたのは、くっきりとした七色の虹。こんなにハッキリしてる虹、久しぶりに見たかも。ずっと見ていたいなあ。
私が虹に見とれていると、隣からおばあちゃんの声が聞こえた。
「雨とお日様の贈り物だね」
「そうだね。ずっと、ずーっと見てたいな。……虹、消えなきゃいいのになあ」
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