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 2人のやり取りを見ながら、眞冬くんはお兄ちゃんが向いてることが分かって、私はくすりと笑った。 「おーい、バーベキューの準備できたぞー!」  コンロの近くにいたお兄さんが、私たちに声を掛けてくる。それに輝樹お兄さんが返事をして、私たちを視線で促した。 「ほら、みんな行こう。今日はいい肉買ってあるんだ」 「マジで!?輝樹にぃ、何の肉?」 「牛だよ、牛」 「輝樹にぃ最高だな!早く食べに行こうぜ!なぁ、あゆ?」 「食べる食べるー!」  歩咲ちゃんを連れてコンロに向かって走っていく眞冬くんを見て、私たちは顔を見合せて笑った。 「眞冬くん、楽しそうだね?」  私が尋ねると、夏実さんは優しく微笑んで頷いた。 「うん。眞冬も、家族といると安心するのかな」 「そうかもね!……私たちも行こっか」  私の声に2人も頷いて、眞冬くんたちが走っていった方に歩き始めた。
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