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「相手の心が『読め』なくても、分かって貰えんだろ。先生も、きっとそうだ。……お前が教えてくれたんだ」
眞冬くんは、そう言って、太陽みたいに明るく笑ってくれた。
「ありがとな。春花!」
「っ……!うん!」
眞冬くんの笑顔に、私もつられて笑顔になる。
眞冬くん、こんなに明るく笑うんだね。
ずっと見たかった。眞冬くんの、心からの笑顔……ずっと、ずっと見たかったんだよ。
「眞冬くん、また後でね!」
私がそう言うと、眞冬くんは軽く手を振って応えてくれた。
眞冬くんと新しく友達になれたことに、胸をワクワクさせながら、私は2人と一緒に教室に戻ったんだ。
眞冬くんと、夏実さん。それから、千秋くん。
8回目の桜と一緒に友達になった、みんなとは、これから先も、ずっと一緒に過ごすことになる。
3人とも、私の大好きで大切な友達。
みんなと仲良くなれて、私、本当に嬉しかったよ。
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