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翌日の朝、私は早く登校して、眞冬くんと夏実さんから貰ったプロフィール帳を書き終えた。教室の時計の針は7時20分。まだ教室には誰も来てない。
私はぐぐっと伸びをして、プロフィール帳を見直した。
名前も、好きなことも、好きなものも、バッチリ書いてある。これなら、眞冬くんと夏実さんも喜んでくれるよね。早く渡したいなあ。
「早く来ないかなあ。……あ!」
私が教室の入り口に目を向けた瞬間、扉が、ガラガラと音を立てて開いた。
入って来たのは、黒い短髪で、紫色のパーカーを着ている男の子。
眞冬くんだ!
私はプロフィール帳を持って、彼に向かって駆けだした。
「眞冬くん、おはよ!……って、うわっ!?」
急いで走り寄ったせいで、ロングスカートの裾を踏んづけちゃって……私は、思いっきり体勢を崩してしまう。
どうしよう、転んじゃう!
そう思った、次の瞬間。
「春花!?」
眞冬くんが、私の身体を支えてくれた……んだけど。
「う、うわあっ!?」
私の勢いが止まらなくて、2人揃って転んでしまった。
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