ねえ、当近さんわたしと交換日記をしない?

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 いつも美味しいカレーライスがより美味しく感じる。うふふ幸せだなと思いながらカレーライスを頬張った。  だがその幸せな瞬間が、お母さんの「それでそのお友達は勉強ができる子なのかしら?」と言ったこの一言でガラガラと崩れ落ちる。 「……知らないよ。勉強できるとかできないなんてことは関係ないでしょ! ごちそうさま」  わたしは、三杯目のカレーライスを半分ほど残した状態のまま椅子から立ち上がった。お母さんはまだ、勉強のことを言ってくるのか。そう思うと美味しかったはずのカレーライスがドロドロしているものに見えてきて吐き出したくなった。 「海代ちゃん、カレーライスまだ残っているわよ。食べないの?」 「お腹が一杯になったからいらないよ」  わたしは、カレー皿をテーブルに置いたまま二階の自室に戻った。  お母さんなんか大嫌いだ。
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