電車の女

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「セーフ」 ワークルームに入り、誰もいないことを確認し呟いた。 デスクに鞄を置き、パソコンを起動させておく。 戻ってきたあとすぐに仕事に取りかかれるようにする為の前準備だ。 コーヒーの入ったタンブラーを卓上に置く。 そして、鞄の中から適当に書類を数枚手に取ると倉庫へと向かった。 倉庫は今ではほとんど使われておらず 売れ残り商品や修理不可能などうしようもない商品たちが置かれ物置状態。 ここに立ち寄る社員は掃除の時以外は誰もいない。 地下にあるいくつかの倉庫のうち『No.2』とドアに書かれたドアをノックした。 誰もいるはずがない。 が、 「開いてるわ」 中から声が。 しかし、これは承知済み。 ガチャリとドアノブを撚ると 目の前には大開脚をして密が溢れトロトロになった恥部を見せつける上司の田所陽菜がいた。 「あっあっ、あんっ。見ちゃダメっ。」 俺はネクタイを緩めると田所の元へと足をすすめた。
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