はじめての日本式お仕置き

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「よしっ!日本語でラッキースケベ!ってやつだな」 久遠は初めてやる気のある声で叫び、ガッツポーズをした。 「まったく!!何を言っているのですか」 近藤は素早く立ち上がると、 自分の上着を脱いで、アンジュの腰に広げて隠した。 「足・・足・・ジンジンする。 何とかしてぇ!!」 アンジュはまだ足をバタバタさせて、水に溺れる人のように騒いでいる。 「久遠、腕を押さえてください。足首をマッサージしますから」 「ハイハイ、お姫様、日本式のお仕置きは初めてだからね」 久遠は立ち上がり、アンジュの後ろに回り、羽交い絞めするように腕をまわした。 「お仕置きじゃないって!! これは拷問だわ」 近藤はぐいっと片足の足首をつかみ、つま先を曲げたり延ばしたりの動作をした。 「もう片方も・・どうですか? 少しはおさまりましたか?」 アンジュは涙目で、小さく首を縦に振った。 「もう、立てるだろう?」 久遠はアンジュの脇に手を入れて、立たせた。 近藤は床に落ちた自分の上着を拾い、机の上に置くと 「まず、ここを掃除しなくては。 ゴミ袋はキッチンに置いてありますかね」
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