新入生歓迎会だよぉぉぉ!!

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ピッピピー!!! 「鬼ごっこ終了です。皆さんスタート地点へ戻って来てください。」 「終わったな」 「そうですね」 「俺は生徒会の仕事があるから行く。悠李は…」 ブーブー 携帯のバイブ音がし、俺は自分家と思って自分のスマホを確認した。 俺じゃない。てことは弦先輩か。 「ちょっと待っててくれ」 「はい」 『今から行く。…さっき勧誘したんだが……わかった』 勧誘?俺のことだろうか。てことは電話の相手は生徒会の方だろうな。 『わかった』 どうやら電話が終わったらしい。弦先輩はこっちへ戻ってきた。 「悠李、お前はもう生徒会メンバーなわけだからお前も俺についてこい」 「え、」 まだ正式に決まったわけじゃないよね?なんのためについてくんだろう。ちょっとめんどくさいな。 「そんなあからさまに面倒くさそうにしなくてもいいだろ」 「すいません。でも、ホントに面倒だなって思って。」 「やっぱりお前は素直だな」 「そうですか?ただの失礼なやつでしかない気がしますけど。」 「まぁそれもそうだな」 「え、どっちなんですか」 何故か弦先輩は笑いだした。弦先輩って一緒にいると結構楽しいって言うか落ち着いて不思議な人だな。 「まぁ、とにかく黙ってついてこい」 「えぇ〜」 なんて、自分勝手な人だろう。まぁ、そんなところが全校生徒に人気?なんだろうけど。とりあえず、この人の言うことは絶対らしいから俺は黙ってついて行くことにした。 弦先輩について行くと、美形集団がいた。多分だけど生徒会メンバーだろうな。副会長さんいるし。 「遅いですよ。会長」 「悪いな。でも、あいつ連れてきたぞ」 「生徒会の勧誘に成功したってことですよね?(((ボソ」 「その通りだ(((ボソ」 なんかこっち見ながらこしょこしょ話ししてるんだけど。え、もしかしていきなり来たせいで歓迎されてないかな。 「あの…」 「どうしました?悠李さん」 「いきなり来ちゃってすみません。ここにいても邪魔になるだけだと思うので俺は自分のクラスの所に戻りますね。」 「なーに言ってんの〜?悠李君はここにいてよね!」 誰だっけなこの人。生徒会の人っていうのは分かるけど。ていうかいきなり後ろからハグしてくるって。パーソナルスペースどうなってんだ。 「あの、すみませんが誰ですか?」 「えっとね〜俺は、会計の桐生柊弥だよ!」 「そうなんですか。あの、俺達初対面ですよね?距離近すぎません?ちょっと離れて欲しいんですけど」 「その通りですよ。」 「顔は笑ってるけどめっちゃ怖いんですけど!ひどいな〜副会長は」 「いいからさっさとどけ」 なんかこの2人凄いバチバチしてる?仲悪いのかな。でも、彷徨と翼だって結局は仲良いし。喧嘩するほど仲がいいって言うもんな。 「仲良いんですね」 「「どこをどう見てそうなった!?」」 「…フッ」 え、俺間違えたかな。 ていうか弦先輩めっちゃ笑うじゃん。口抑えて今にも吹き出しそうだけど。 「何笑ってるんですか!会長」 「悪い面白くて」
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